こんにちは。四畳半です。
今回はシーズン16のスペシャルレートである上位禁止シングルで使用した構築の紹介です。
まだ潜るかもしれませんがこの構築は使用しないので公開します。
<シーズン16スペシャルレートとは>
・過去の使用率上位30位が使用禁止のシングルバトル(SMリーグの上位30位も使用禁止)
・過去作ポケモンの使用可能
<構築経緯>
ミミッキュ、ギルガルド、ゲンガー、ランドロス、ボーマンダなどのポケモンが出禁になっているので純粋に高火力を押し付けることができるを軸したところから構築がスタート。
始めはバルジーナやジバコイル、タイプ・ヌルなどのとんぼ返り、ボルトチェンジ要員と組ませての攻撃回数を増やす構築を使用していたが、レートが上がるにつれて通りが悪くなってしまった。
特に相手のニダンギルやクレセリアなどの受け要員の処理に困ったため、に頼りきる構築ではなくによって相手が選出せざるを得なくなるポケモンに有利なポケモンで勝ちパターンを見つけることにした。
その結果、の選出率は60%程になったが、技の外し=負けに直結しなくなったことや相手の選出が分かりやすくなったので勝率を上げることができた。
<取り巻きのポケモン>
クレセ対策
ジャラ対策
電気地面、物理対策
高速メガ対策
ブルル、ニダンギル対策
(詳細は下記の個体解説にて紹介)
<コンセプト>
自分より低速のポケモンに滅法強いとを
のとんぼ返りで対面操作して通す。
対面性能の高いとで残数とHPを減らして
の一貫を作る。
<個体解説>
意地っ張り ヨガパワー
135-167(252)-95-×-96(4)-152(252)
唯一のメガ枠かつ構築の軸。
ギルガルドがいないので思う存分暴れられると思ったら輝石ニダンギルに止められてしまって涙が止まらなかった。
猫+何かで縛れる範囲が非常に広く、自分より遅い相手には一方的に殴り勝てる火力がある。(クレセリアとニダンギルを除く)
クレセリアやニダンギルなどには絶対に勝てないため、選出画面にいたらお留守番になるか初手で出して即釣り出しのどちらかを選択する必要がある。(基本的には出さない)
猫+バレパンでウツロイド、猫+思念でアシレーヌを処理したかったため、性格は意地っ張りで採用。
チャーレムミラーはグライガーとデンジュモクで対策しているので特に問題なかった。
唯一のメガ枠だが選出率はそんなに高くなかった。対策されている構築相手にむやみに選出せず、柔軟な選出ができたのはよかったと思う。
使っててシングルのバシャーモに近い選出誘導力があると感じた。
シャンデラ@気合の襷
控え目 すり抜け
135-×-110-216(252)-111(4)-132(252)
チャーレムを受けに来たクレセリアやニダンギル、ヤミラミを誘い殺すポケモン。
初手のチャーレムを読んだのか相手に初手ブルルを出されることが多かったのでその場合は主にシャンデラを初手に選出していた。
挑発があることでラッキーを完封でき、オニゴーリやビビヨン、ドーブルなどにもすり抜けが強い。
アローラキュウコンの壁展開もすり抜けで無効化でき、雨パにも襷を盾に打ち勝てるので無理矢理選出していた。
控えめの火力に助けられたこともあるが、一定数いた襷ブルルを抜くために臆病で採用するのも悪くないと感じた。
控え目 激流
187(252)-84-110(124)-176(108)-137(4)-83(20)
ジャラランガ抑止+唯一のZ枠。
HBベースにすることで大体の攻撃を1発は耐えることができる。
構築の水タイプ耐性がこのポケモンしかいないのでサメハダーや雨パには絶対選出。相手の雨のおかげでZの火力がすごいことになる。
基本の3つの技は確定として残りには滅びの歌を採用。
バトンパや瞑想ラティアスへの回答として十分に活躍した。
サメハダーやプテラなどの他で受からないメガや雨パ以外には基本出さないので選出率は多分最下位だと思う。
グライガー@進化の輝石
腕白 免疫
172(252)-96(4)-148(76)-×-106(164)-107(12)
地震/とんぼ返り/羽休め/ハサミギロチン
地面電気対策と物理流し枠。
ジバコイルとバルジーナの耐性を足して1.5で割ったようなポケモンでとんぼ返りによる対面操作とメガチャーレムやデンジュモク、ニドキングの相性がとてもよかった。
このルールの電気ポケモンは氷技をほとんど所持していない(4倍抜群持ちが軒並み使用禁止のため)ので電気タイプにも割と安心して繰り出すことができる。
まともな地面タイプが軒並み使用禁止されている中では一番受け出し性能が高い地面枠だと感じた。
HDベースにすることで
・ウツロイドのパワージェム3耐え
・メガフーディンのサイキネを2耐え
などが可能であり特殊方面の耐久も充分だった。
特性の免疫のおかげでクレセリアに強く、ハサミギロチンで圧力を掛けることができるため、何度かこのポケモンだけで3タテすることもあった。
間違いなくこの構築のMVPだったと思う。
デンジュモク@拘りスカーフ
臆病 ビーストブースト
159(4)-×-91-225(252)-91-148(252)
10万ボルト/ボルトチェンジ/エナジーボール/マジカルシャイン
メガカイロスやメガチャーレム、ジャラランガ、トゲキッスを上から倒せるポケモン。
グライガーと同時に選出することが多く、とんぼ返り+10万ボルトでチャーレムやアシレーヌを処理しながらビーストブーストを発動することができる。
仮にグライガーが思念の頭突きで怯まされて無償突破されてもメガチャーレムくらいの耐久ならマジカルシャインで処理は可能。
最速での素早さ実数値は222なのでメガフーディンやメガプテラと同速な点に注意して立ち回っていた。。
HBラインをメガプテラの地震耐えまで振ろうかと思ったが、メガチャーレムやメガミミロップを倒すために火力も素早さも削れなかったのでCS振りで採用。
地面タイプが少ないので電気の一貫のある構築には積極的に選出していた。
ニドキング@命の珠
臆病 力づく
157(4)-109-97-137(252)-95-150(252)
ヘドロウェーブ/大地の力/冷凍ビーム/不意打ち
毒と地面技の相性がよく上から殴れる相手には滅法強い。
ニドクインでない理由は耐久よりも火力と素早さが必要+不意打ちを使いたかったからである。(PDW産の不意打ちニドクインはさすがに持ってない)
ヘドロウェーブでH振りアシレーヌを倒せる程度の火力があるので受けるのは困難に思えた。
シャンデラやホルード、ブルルより速く行動したかったため、最速で採用した。ジャラランガ対面でどうしようもない時は同速なので冷凍ビームが上から通ればメガチャーレムの先制技圏内に押し込むことができる。
構築単位で非常に重いズガドーンに対抗するために不意打ちは必須と感じた。一撃で倒すことはできないがアシレーヌのアクアジェットやメガチャーレムのバレパンと合わせて処理していた。
臆病からせっかちor無邪気にして少しAに振ると不意打ちで高乱数になるのでどちらがいいかは諸説。
グライガー+デンジュモクとの相性がよく、メガチャーレムを出さないときはこの3匹で回していることが多かった。
<基本選出>
=>>=>
メガチャーレムが通りそうな構築は相手に刺さってそうな並びで選出。
メガチャーレムが苦手な並びは以下のように選出していた。
・対雨
++@1
メガラグラージを対面で処理するためにアシレーヌのHPとシャンデラの襷を大事にする必要がある。
相手の裏をこちらの@1で倒せるように選出したい。
・対霰
++
アローラキュウコンは猫騙し+バレパンで処理できるのでメガチャーレムを霰ダメージ圏内に入れないように注意。
・対ラグカイロス
++or
ラグカイロスはシャンデラで見れるので相手のシャンデラ受けをグライガーかメガチャーレムで処理したい。
起点作りの仕事を終えたラグラージを切ってくれるとデンジュモクで一掃できることが多い。
++@1
シャンデラのHPは必須。
裏がラッキーの場合はシャンデラだけでゲームが終わることもある。
・対サメハダー
++
噛み砕く/サイコファング/守る/道連れの場合が多いので実はグライガーでも何とかなることもある。
アシレーヌのHPを残すように立ち回る。
・対クレセリア
++@1
基本的に初手クレセリアはなくて裏にクレセリアがいる場合が多い。
初手チャーレムからクレセリア読みで即バックするか、そもそもチャーレムを出さないかの選択。
グライガーで詰めるルートも考慮したい。
・対ラティアス
++or
対面で瞑想を積まれてもいいように立ち回る。
チャーレムはあまり出したくないが、メガラティアスは後投げからメガチャーレムの膝を2耐えしないので有利対面を作って膝を打ってもいい。
・対ニダンギル
++@1
ブレードフォルムがないのでギルガルドより厄介かもしれない。
対面操作でニドキングを合わせることができたらそのまま崩壊することも多い。デンジュモクのビーストブースト10万ボルトで丁度確定なのでそちらを狙っても良い。
・対トリル
++or
シャンデラの挑発が活きる場面。
猫騙しでターンを稼げるのでトリルされてもチャーレムを残しとけばなんとかなる。
<きつかったポケモン>
・ヌケニン
一度も負けなかったがシャンデラかニドキングの不意打ち以外有効打がないのでうまく立ち回られるとまず勝てない。
ニドキングの冷凍ビームをほとんど打たなかったので毒々に変えてもよさそう。
アシレーヌかグライガーで何とかするかデンジュモクが同速勝つことを祈りましょう。
猫バレパン圏内に押し込めたらなんとかなったりする。
大半がスカーフ持ちなので全てのポケモンが上から殴られる。
対面で処理するか何とか猫バレパン圏内に入れるしかない。
・雨、霰
滝登りとアイへで怯むと大体負け。
猫だましと交代を駆使して天候ターンを枯らすことができたら問題ない。
この並びには一度も当たらなかったが、脳内で無理だな~と思っていた。ギロチンの試行回数が1~2回あるので頑張って当てましょう。
<戦績>
戦績:122-74
レート:1901
瞬間3位
途中まではなかなか1800に届かず苦戦していたが、この構築に変えてからは1750から1900までほとんど負けずに到達した。 (16勝1敗)
<あとがたり>
SMシーズン4スペレのシングル61振りにスペレで1900を達成できて楽しかったです。
いつもの環境上位ポケモンが軒並み存在しないので普段のシングルバトルとは違った構築を色々見ることができたのもよかったです。
楽しいルールなのでよかったら是非やってみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
次はソードシールドでお会いしましょう∬*'ヮ')∬
何かありましたら@yojyosyugiまでお願いします。