こんにちは。四畳半です。
今回はインターネット大会【ヨロイビギニング】で使用した個体の紹介です。
ルール
ヨロイ図鑑に登場するポケモンのみが使用可能なシングルバトル
構築経緯
本番一週間前に開催された仲間大会で使用したヨプポリゴンZ+襷ウーラオス+眼鏡頑丈ジバコイルの並びが対面的な動きと受けの崩しを兼ねていて使いやすいと感じたところから構築がスタート。
この並びは襷と頑丈が強力であり、逆にステルスロックを撒かれると途端に弱体化する傾向にあるのでステロorまきびし+抜き性能の高いダイマックスを探したところ、まきびしクレッフィと珠ギャラドスにたどり着いた。
お互いにステロやまきびしを撒きあうのは不毛と考え最後の一匹には高速スピンを覚えるポケモンを入れることが決定。
ドククラゲとスターミーが候補に挙がったが、スターミーは一撃ウーラオスの不意打ちに弱いので不採用。不意のマジカルシャインで一撃ウーラオスをワンパンできたりS100からの凍える風による素早さ操作が可能な高速スピンドククラゲが採用されて構築が完成した。
個体解説
控え目
H116 B4 C196 D4 S188
175-×-91-198-96-134
H:16n-1
C:11n
S:準速ギャラ+1
ダイマ枠その1。ヨプとダイアタックによってウーラオスに打ち勝つことができる。
火力が過剰になりがちなのとポリZミラーでは選出しないので破壊光線を採用せずに素早さを準速ギャラ抜きまで落として耐久に振った。
身代わりを採用することでドヒドイデやモロバレルを起点にしたり、やや不利対面なヌメルゴンに対して身代わり+ダイウォールで相手のダイマターンを2ターン消費することができる。ついでにトリルターン稼ぎや気持ち程度のメタモン対策にもなる。
このポケモンは初手に出すより2匹目に置いてダイマックスさせるのが強力。3匹目に襷ウーラオスを添えるとダイアタックの素早さダウンと合わさってさらに安定感が増す。
陽気
H4 A252 S252
176-182-120-×-80-163
AS:襷のため振り切り
対面性能の塊。襷の残っているウーラオスはダイマックスとも打ち合える性能がある。
連撃ではなく一撃を採用したのは格闘+悪の一貫性の高さと不意打ちの火力が魅力だったため。
ステロ+ギャラのような並びに対して後述するドククラゲ展開から襷カウンターをぶち当てて優勝した。
対戦相手のウーラオスは鉢巻きが多かったため、ミラーでインファイトを打ち合う際に同速負けしても有利なのも使いやすい理由。
控えめ
H4 C252 S252
146-×-135-200-110-112
H:鉢巻き水流連打の生存率がB4振りより高いためH4振り
CS:頑丈のため振り切り
対面性能の塊その2。
眼鏡を持つことでポリ2を10万ボルト2発で倒せたり、ダイアースでDが上昇したギャラを珠ダメ込みでワンパン出来る。
アローラガラガラがいる構築には極力選出しないようにしていたので選出率はあんまり高くなかったが、有利対面を作った時の制圧力は非常に高かった。
徹底光線は一度も打たなかったので別の技でもいいが特に入れたいものもないのでこれでいいと思う。
臆病
B108 C148 S252
155-81-99-119-140-167
B:意地ウーラオスの暗黒強打を75%耐え
C:高速スピン+なみのりで無振り黄昏ルガルガン確定、マジカルシャインで一撃ウーラオスを確定
D:臆病ウルガモスのダイサイコを93.7%で耐え、C+1サイキネを75%で耐え
S:ウーラオスを抜きたいので最速
数値だけ見たら怪しさしかないがなんか環境にぶっ刺さったポケモン。
高速スピンは8世代から威力50、素早さ確定アップの追加効果が付与されており、ルガルガンやエアームド、ワルビアルのようなステロ撒きがいる際に初手に出すことで相手のステロを無効化しながら突破し自分の素早さを上げることができる。
ステロ撒きの裏には大体抜きアタッカーがいるので上昇した素早さを活かしながら上から凍える風を連打することで一方的に有利な試合を展開することができる。
特性のクリアボディも非常に優秀でステロ撒きが持っている岩石封じの効果を受けずに自分だけ一方的に素早さを上げることができる。ダイアタックでSが下がらないのも便利。
初手に来た鉢巻きっぽい一撃ウーラオスをマジカルシャインで吹き飛ばしてイージーウィンした試合が6回あって笑顔になっていた。ゴツメを持たせているのは襷一撃ウーラオスに対面で勝つためで、実際に襷持ちにマジシャ→暗黒強打→ゴツメダメで瀕死の展開があったので持たせてよかったと思う。
対面したマリルリやヌオーが毒技や草技を警戒して引いてくれるので実際には不利対面でも腐ることなく凍える風で素早さ操作ができた。
D種族値120を活かしてウルガモスと打ち合えるのも優秀でここまで勝てたのはこのクラゲのおかげだと思う。
ちなみに高速スピンは遺伝技なのだが8世代の遺伝経路はメノクラゲかドククラゲのみ。要するに7世代でカブトプスかアーマルド、パルシェンから遺伝させて持ってこないと使うことができない。今後何かのルールで使う際には覚えておくと役に立つかもしれない。
意地っ張り
H4 A252 S252
171-194-99-×-120-133
H:余り
A:ポリゴン2を倒すために最大
S:準速バナ+1
ダイマックス枠その2。ステロやまきびしを撒いたあとの制圧力は凄まじく、+1ダイジェットでHCポリ2が吹き飛ぶ。
雨+1ダイストリームでHBポリ2も倒せるので対面したポケモンにダイジェットを押すかダイストリームを押すかは慎重に考える必要があった。
タイプ一致の滝登りと飛び跳ねる、ジバコイルに打つ地震は確定。残りの一枠をどうするか迷ったが、蓄えるヌオーを突破する術が構築になかったのでパワーウィップを採用した。ミラーやコータスバナに強いストーンエッジやまきびしを撒けなかった際に襷カウンター勢をジェネリックダイジェットで分からせる暴風も候補に挙がったが、ヌオーを倒してそのまま自信過剰でゲームが終わることも数回あったので正解だったと思う。
図太い
H252 B244 D12
164-×-156-100-109-95
H:最大
B:ウーラオスやギャラからのダメージを抑えるためにできるだけ振り切り
D:眼鏡ジバコイルの10万ボルトを93.7%で耐え
相手の襷と頑丈を破壊する枠。優先度+1でまきびしが撒けるのが強い。
優秀なステロ撒きのエアームドではなくこちらを採用した理由は両壁を使えるため。
自信過剰が発動したギャラドスといえど、スカーフウーラオスの雷パンチや一撃で倒されることを嫌ったダイマックスポリ2のダイサンダーで倒されてはゲームにならないので壁は必須と考えた。
マジカルシャインは一撃ウーラオスをワンパンするために採用。壁を貼って徹底光線で退場するよりも壁ターンを稼いでくる相手に対してまきびしを3回押す方が強いと思い自傷ダメのないこちらを選択。
身代わり持ちに起点にされるとそのまま負けるので選出する際には相手の並びを見て本当に出せるか検討していた(身代わり剣舞ストライクに3タテされた顔)
選出
基本選出
相手にステロ撒きがいないときの選出。基本選出にしたつもりなのにこの並びが出せた試合は少なかった。(基本選出とは)
ペリグドラやバチンライチュウのような並びにも対面的な動きをすることで対処が可能。
この並びを出せたときはまあ大体勝てる
エアームドやルガルガンを分からせていく並び。裏にはギャラorウルガモス+ウーラオスみたいな並びが来るので凍える風や波乗りを使って相手を妨害していく。突破されてもステロを撒かれていないのでウーラオスのカウンターや眼鏡ジバコイルがそのまま暴れることができる。
半分くらいこの並びで出していた。
まきびし+ギャラで全抜きを狙う並び。初手に来るウーラオスをマジシャでワンパンしたりポリZに凍える風を当てることでギャラとのS関係を逆転させながらまきびしを撒いていく。
スカーフウーラオスや風船頑丈ジバコイル、ダイサンダーポリ2は壁を貼ることで対処が可能。
苦手なポケモン
フシギバナ→クラゲで凍える風を打ったら弱点保険が発動してキョダイベンタツで吹き飛ばされたのが1回、珠ダイアースでワンパンされて負けが1回。ギャラドスを選出してないこちらが悪い。
戦績
TN:コルネリア
最高 30-6 1826
最終 ここから3連敗して死
感想
今回もなんとかネット大会の目標である1800は達成できたのでよかったです。
シングルで猛威を振るっているポケモンが軒並みいないルールなのでやりたいことをちゃんとできて楽しかったです。
欲を言えば一位チャレまで頑張りたかったけどまだまだ実力不足ですね。
伝わるかはあれですが、USMシーズン16の上位禁止スペシャルレートと似たような感覚でやっていました。
それではまた、次回のネット大会でお会いしましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました。