畳日記

ポケモンの色々なルールをやってます

【WCSムーンシリーズ単体考察】ナックラー

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 一週間は何も喰わずに生きられることに定評のあるポケモン

 

 

そもそもナックラーとは

 

タイプ:地面

特性 :かいりきばさみ/ありじごく/ちからずく

種族値:45-100-45-45-45-10(計290)

 

ちなみに進化後の種族値

ビブラーバ:50-70-50-50-50-70(計340)

フライゴン:80-100-80-80-80-100(計520)

 

進化後と比べてナックラーは低速高火力のトリルアタッカー向きな種族値と言えますね(ほんとか…?)

 

 

今回のナックラー

 

ナックラー@地面Z

性格:勇敢

特性:ありじごく

数値:120-167(252)-97(252)-65-66(4)-13(最遅)

技 :じわれ/フェイント/すなあらし/まもる 

 

 

WCS(ムーンシリーズとは)

簡単に言うと伝説ポケモンが2匹使えるダブルバトル

ゲンシカイキメガシンカが禁止

Z技は使用可能

となっている。

 

サンシリーズとの違いはZ技を使うことができる点であり、使用率ランキングは以下の通りである。

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サンシリーズの環境や使用率はこちらを参照

Z技の有無以外は同じルールなので使用率にそこまで違いはないが、専用Zのあるルナアーラ地震を単体ダメージにすることができる霊獣ランドロスが増加している。

 

サンシリーズと同様に浮いてるポケモンはとても少なく、構築に地面無効のポケモンが一匹もいないことも珍しくない。

 

 

トリルエースを探そう

  

ここからが本題。

 

ルナアーラソルガレオ、日食ネクロズマなどのトリックルームで最遅カイオーガの潮吹きを上から通す構築が存在するが、トリックルームという技の性質上、ターン数を粘られてしまうと一気に不利になってしまう。

 

トリックルームは実質4ターンしかなく、相手は守るや交換、猫だましによってターンを稼ぐことができるため、トリルパーティはいかに相手の残数を減らすかが鍵になってくる。

 

サイコフィールドを展開できるカプテテフや相手の猫だましを無効にしてフェイントで守るを貫通できるアマージョなどが入るケースもあるが、テテフはSが速く、アマージョモロバレルに引かれてターンを枯らされてしまう可能性がある。

 

2016年のGSルールではメガゲンガーゲンシカイオーガを並べて相手のゲンシグラードンバックを許さずに水技を通すという構築が存在したのだが、ムーンシリーズではメガシンカは禁止されてしまっている。

 

Sが遅くて相手を裏に引かせず守るを無効にできてグラードンガオガエンモロバレルに強いポケモン・・・

 

 

 

 

かわいい(かわいい)

 

 

トリルナックラーの強み

 

まず特筆すべき点は特性のありじごくである。

 

一般的にカイオーガVSグラードンの構築になると両者共に天候を奪い合う形になる。

 

雨が降ってる場合は問題ないのだが、晴れ状態でゼルネアスが場に出てしまうとそのままジオコントロールで押し切られる、という展開になりかねない。

 

しかし、カイオーガの隣にナックラーを添えることで相手はポケモンを引っ込めることができずに雨状態の水技を打つことができるのだ。

 

さらに、ガオガエンモロバレルなどのターン稼ぎに優れたポケモンを裏から出す動きを封じることができる。それだけではなく、場に出ているガオガエンモロバレルを後ろに引かせないことにもなるので猫だましや威嚇、再生力を有効に使わせないなどの動きが可能になる。

 

 

次に注目したいのはその素早さの低さである。

ナックラーの素早さ種族値10であり、これは素早さ5のツボツボ、ゴンべ、ナマコブシに次ぐ4位の遅さである。

 

そして、一番重要な点はあのツンデツンデ(素早さ種族値13)より遅いということである。

 

トリル対策として入ってきやすいツンデツンデは、ワイドガードや岩雪崩といった技によってこちらの動きを制限してくる。

 

しかし、ナックラーであればこのツンデツンデをトリル下で上からワンパンすることができる。

 

この芸当が可能なポケモンゴンべを除けばナックラーしか存在しないので非常に貴重である。

 

 

ナックラーの技構成

 

・地割れ

ナックラーのメインウェポン。

地面Zで使うことで単体威力180の火力を叩き出すことができる。

 

A種族値100の威力180の火力はなかなかのものであり、ディアルガを確定で落とせたり、威嚇込みでもガオガエンをワンパンできる。

 

ついでにカイオーガの苦手なパルキアを潮吹きと合わせて落とせたり、モロバレルやゼルネアスを8割前後削ることが可能。

 

地震を採用して運用したこともあったが、隣にカイオーガがいるときに打ちたいと思ったことは一度もなかったため、地割れでいいと思う。

 

ワンチャン狙いで地割れを打つことも最後の選択肢として存在し、あの厄介なラッキーを分からせることができるかもしれない。

 

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 INC3日目のハイライト

 

 

・フェイント

 

このポケモンで一番必要な技。

 

相手の守るを解除して隣のポケモンで殴ることができる技だが、このポケモンの最大の特徴である、ありじごくと合わせることで非常に強力な動きをとることができるようになる。

 

相手が引けない+守るを貫通できるということは、狙った相手を確実に倒すことができるということである。

 

具体的には、相手にジオコントロールを積んだゼルネアスがターンを枯らすために守ってきたとしても、フェイント+メテオドライブなどの攻撃で裏に引かせずにワンパンできる。

 

特に残数を減らすことが重要なトリックルーム構築において、このムーブは明確な勝ち筋になり得る。

 

襷で残った相手を倒せたりと何かと便利な技。

 

 

・すなあらし

 

ナックラーと言えば第三世代の111番道路の砂漠が頭に思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。

 

割と有用な技を覚えるナックラーの技スペースにこの技を入れてる暇があるのかと言われそうだが、これにはもちろん理由がある。

 

上の方でも書いた通り、ナックラーカイオーガという並びが強力であるのだが、この時に天候が晴れているとその力は激減する。

 

日差しが強い時の水技の火力は雨状態の1/3以下であるため、カイオーガの潮吹きの火力を水鉄砲以下に抑えられてしまうといっても過言ではない。(これアノプスの時も言ってるな…)

 

そこで、すなあらしで天候を晴れから砂嵐状態に変えることで、水技の火力を日差しが強い時の2倍にすることができ、グラードンを一撃で倒すことが可能になる。

 

トルネロスの雨乞いと同じようなものですね。(異論は認めます)

 

カイオーガのHPが削れていくというデメリットもあるが、相手の襷を無効にできるといったメリットも存在する。

 

ついでにグラードンとたまに共存している厄介なヌケニンを襷ごと葬ることもできる。

 

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余命1ターンのヌケニンの図

 

 

・守る

 

特性が本体と言ってもいいレベルなので延命措置として必須。

死に出しで出てきたガオガエンの猫だましを守ったりするので出番は多い。

 

 

まとめ

 

ナックラーの強さを簡単にまとめると

 

・トリル下でツンデツンデの上を取りながら、数々の一般ポケモンをワンパン、もしくは致命傷にすることができる

 

・相手を引かせずにフェイントをすることで、狙ったポケモンを早急に処理することが可能

 

・すなあらしによってカイオーガの火力を晴れてる時に比べて相対的に強化できる

 

・めんどうな交代択をなくせる

 

・地割れで耐久詰めポケモン(主にラッキー)を破壊できる

 

などなど

 

サンシリーズでは使えなかったZ技の登場によって明確に強化されたポケモンの一種ですね。

 

 

おすすめの伝説枠

 

 

 

ソルガレオを日食ネクロズマにしてもいいかもしれませんね。

 

 

戦績

 

WCSレートとINC.Febで使用しました。

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WCSレートシーズン14:最高1730くらい

INC.Feb:最高1700ちょい 最終1650くらい

 

INCでは開幕11連勝と幸先のいいスタートを切れたのだが、1700くらいからのルネゼルネ4連戦に全敗してそこから勝ちきれませんでした。

対グラゼルネはほとんど勝つことができたので楽しかったです。

 

 

あとがたり

見た目が本当にかわいいので一度ポケリフレしてあげると笑顔になれるかもしれません。

 

サンシリーズでは活躍できなかったポケモンを活かそうと思って考察をしてINCに挑んだのですが、完全に実力不足でした。

 

サンシリーズのINCでは1800にのれたので今回も…と思ってたのですがそう上手くはいきませんね。

 

ウルトラルールこそ絶対に予選抜けしたいと考えているので頑張ろうと思います。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。